【株式投資】ROE（あーる、おー、いー）、って聞いたことある？

40歳(2016年)になるサラリーマン♂、浜辺のビールです♪
こんにちは～(^^♪

先日、株式投資は、値上がり益＋配当金＋株主優待のトリプルコンボwwwが期待できる、オイシイ不労所得をゲットできるチャンス！です、と書かせていただきました。

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今回は株式投資にとって、重要な指標、ROEについてちょいと深堀してみようと思います。

そもそも、ROEって何？

ROEとは、
株主資本に対する当期純利益の割合を株主資本利益率
（ROE = 純利益 ÷ 株主資本簿価、Return On Equity）
のことをいいます。

つまり、会社がどれだけ株主のお金を、効率的に使用し、利益を挙げたかを判断する目安です。ROEが継続的に高い企業は株主資本を効率よく利用している企業であるといえます。

ちなみに、市中の年間金利が2％のときROE が1％なら、その会社への投資資金を全部1年ものの定期預金で運用すれば2％の利息が入れた方が、良いと判断できます。したがって、少なくともその時期の金利より高い投資採算を挙げなくてはならないといえますね。株には、元本割れのリスクがありますので、個人的には、最低8～10％欲しいところです。

参考までに、ROEの目安は、10を基準として考えておいて、10以上ならかなり優秀といえます。

じゃ、ROEは高ければ、良いんだね？

じゃー、ROEは高ければ良いのかというと、そうではありません。( ;∀;)
ROEが高い企業ほど資本効率が高く、投資家にとって魅力的な会社といえますが、

株主資本が少ない会社が利益を出すとROEが異常に高くなってしまいます。
ROEは借金を増やすことでも上がってしまうのです。
つまり、ROEが改善している＝良い会社とは、必ずしも言えません。注意が必要です。

例えば、当期純利益が100万円のＡ社・Ｂ社があるとします。
Ａ社は、負債ゼロで株主資本が2000万円、ROE＝100÷2000で5％
Ｂ社は、負債1000万で株主資本が1000万円、ROE＝100÷1000で10％

逆に、日本の優良企業の中には、負債を少なくしていて、かつ、株主資本が過剰（利益余剰金を資本に蓄積、いわゆるキャッシュリッチ）な会社が、あります。
このような株主資本が多い企業は、分母が大きくなり、Ａ社のようにROEを押し下げてしまいます。
そのため、ROEが低い＝ダメな会社とも、必ずしも言えません。注意が必要です。

・ROEが改善しても会社が良くなっているとは限らない。
・ROEが高く、自己（株主）資本比率が高い会社、が理想です。

ROEをもっと理解して、不労所得をゲット！最近のトレンド。

下記の表を見ていただくと、分かりやすいのですが、日本は海外と比較してROEが低い国であることが分かります。
逆に言うと、日本は、株主からみて自分たちのお金を有効に使えていないといえます。

日・米・英・中国のROE水準推移（2009年～2012年）

<http://jaiicomi.jaii.org/2015/04/post-1514/>

欧米では、株主の言葉が強く、早くからROEを重視されてきました。
これは、株主の立場からすれば、銀行から低い利率でたくさん資金を調達し、
少ない株主資本で経営をすることで、より多くの株主利益を得られると、考えられているためです。

日本でも、ROEは、最近かなり注目されてきており、
自己株を取得するなどして、ROEを向上させようとする会社の株価が上がりやすい流れになっています。

ただし、
近年の金融緩和の影響で、低金利で借金を増やして、自己株を買い上げることでROEを向上させるという、財テクを駆使している企業があります。注意が必要です。
一般に、企業が資金調達を行う際に、銀行からの資金調達によるコスト（借入利率）と株主からの資金調達によるコスト（配当利率）を比較すると、株主からの資金調達コストのほうがはるかに高い、と考えられているためです。

また、
ROEの高い企業は資本効率の高さという点ではいい企業ですが、ROEが高すぎる会社は、株価がそれを織り込んでいる可能性があり、必ずしもいい投資対象になるとは限りません。また、ITソフト業界のように、固定資産が少ない業界は、相対的にROEが高くなります。

ご参考までに、全銘柄のROEを上から並び替えた、リスト添付します。
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