重要文書の保管が変わる!FACTOM(ファクトム)|特徴・価格・チャート・購入方法

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突然ですが、みなさんは契約書類や大事な領収書をどうやって保存していますか?

時期ごとにファイルを分けてみたり、古いものから期限を決めて処分しないといけなかったり・・・。書類の保管って本当に手間がかかって大変ですよね。

ファクトムはそんな文書管理や記録を保存することに特化したプラットフォームです。

今回はファクトム(Factom)について取り上げてみました。

ファクトム(Factom)って?

ファクトムは2015年に公開されたプラットフォームです。
開発は2014年ごろから始められ、2015年3月から5月にかけてICOが行われました。
テキサス州オースティンに在するFactomという企業によって運営されています。

(参考:https://www.factom.com/about)

また、少し紛らわしいですがプラットフォーム名がFactomで、プラットフォーム上で利用される通貨の名前がFactoid(ファクトイド)となっています。

取引所によっては省略されてFCTという表記がなされていますが、正式には上記のFactoidという表記が正しいようですね。

このファクトムですが、企業の重要文書、記録をビットコインブロックチェーンを利用して保管するためのプラットフォームです。

ファクトム(Factom)の利用方法

ファクトムはプラットフォームなので、その上でアプリケーションを動かすこととなります。
具体的な利用の流れは以下のようになります。

  • アプリケーションの運営者がFactoidを使ってエントリークレジットを購入。
  • アプリケーションがエントリー(契約書データなど)を記録。
  • ファクトムサーバーがエントリーブロックとディレクトリブロックを作成。
  • ファクトムがハッシュ化されたディレクトリブロックをブロックチェーンに記録。

利用料(エントリークレジット)を払って重要書類を貸し金庫(エントリーブロック)に入れて、その貸し金庫を入れ子状(エントリーブロック、ディレクトリブロック、ブロックチェーン)に収めるというイメージでしょうか。

また、2つの通貨を利用するのにはいくつか理由があります。

エントリークレジットはファクトムプラットフォームを利用する際に必要な利用料で、エントリークレジットをFactoidに変換することはできません。

また、他の誰かに移転することも不可能です。この性質により、ハッカーによる攻撃の動機をなくしています。(ファクトムプラットフォームでしか使えないため、盗んでも意味がない)

また、エントリークレジットを利用することで、Factoidの値段が極端に変動しても、それほど影響を受けないようにしています。(エントリークレジットはFactomホームページから直接購入することもできるようです。(https://shop.factom.com/))

(参考:「https://www.factom.com/devs/docs/guide/factom-white-paper-1-0」「https://cryptozod.wordpress.com/2017/05/31/factom-fct-entry-credit-factoids-source-of-value/」)

ファクトム(Factom)のプロジェクト

現在ファクトムには代表的な2つのプロジェクトがあります。DLocFactom Harmonyです。それぞれご紹介しますね。

dLoc

dLocは出生証明書、土地所有権、医療記録等の重要な文書に利用できる文書認証システムです。政府、銀行や病院、大学などで重要文書の保管に利用されると考えられます。

dLocの使い方はとても簡単で、dLocステッカーを書類に貼り付けるだけで、文書をプラットフォーム上で追跡することができます。

dLocシールには特別なセキュリティチップが入っていて、画像や生体認証のような情報を保持することができますし、スマホやスキャナーで情報を読み取ることもできます。

実際にLinxensという企業と協同してプロダクトもできているようで、こちら(https://www.linxens.com/dloc-system)のサイトでシールの実物を確認することができます。

Factom Harmony(ファクトムハーモニー)

ファクトムハーモニーは160兆円という巨大なアメリカ住宅ローン業界をターゲットに、証拠書類を安全に保管、承認、発行するためのブロックチェーンプラットフォームです。

複雑な取引を管理したり、デジタル資産の所有権を承認したり、所有権の移転をサポートしたりといった機能があります。

ブロックチェーン上で保管するので、契約書や重要書類を半永久的に保存でき、セキュアで改ざんに強いサービスとなります。

上記2つのサービスは公式サイトで詳細を知ることができます。具体的な利用方法などに興味のある方はぜひご覧になってください。(https://www.factom.com/)

Factoidの値動き

Factoidの値動きはどうなっているのでしょうか。

2017年6月ビル&メリンダ・ゲイツ財団と組んで米国住宅ローン業界の管理計画を発表した際に大きく値上がりしていますね。

その後上下動を繰り返した後、2018年1月初旬に頃にさらに大きく値上がりしています。しかし、残念ながらこの値上がりは「ファクトムがBitflyerに上場する」という情報が出回ったことが要因の1つであり、実際には運営からはっきりと否定されています。

その後コインチェックのNEMコイン盗難事件もあり、一気に値下がりしてしまいました。

また、ファクトムの時価総額ランキングは現時点で61位とそれほどでもありません。

しかし、ファクトムの将来性を考えてみると、「アメリカ国土安全保障局から日本円にして2,000万円近くの助成金を受けていること」「ファクトムハーモニーに関してビル&メリンダゲイツ財団とも手を組んで、住宅ローン業界に進出している」などの要素から期待できる部分は大きいと思います。

特に文書管理という実用的な部分については世界中の政府、組織で応用がききますので、現在のランキングと引き合わせて考えたとき、上手く行った場合はかなり成長するのではないでしょうか。

(参考・引用:https://coinmarketcap.com/)

ファクトム(Factom)のデメリット

ファクトムのいくつかのデメリットをご紹介いたします。

ファクトム(Factom)は中央集権?

ファクトムを運営しているのはFactomという企業となるわけですが、もしこの企業が突然破綻してしまった場合、その後のファクトムプラットフォームがどのように運営されるかは誰にもわかりません。

中央集権的なシステムの悪い面がそのままデメリットと言えますね。

もちろん中央集権的な良い面もあります。開発速度を上げることができますし、企業自体が問題なく存続していれば、問題が起こる可能性は低いでしょう。

ファクトム(Factom)はブロックチェーンに依存している

ファクトムはビットコインのブロックチェーンを利用して成り立っているプラットフォームです。ですので、ビットコインブロックチェーンに問題が起こった際に、その影響を強く受ける可能性があります。

ビットコインブロックチェーンはまれに仕様変更(ソフトフォークやハードフォーク)をする可能性があるので、その影響には予想できないリスクがあります。

ただし、ファクトムはイーサリアムブロックチェーンの利用も進めているので、このリスクについてはある程度分散されつつあると考えられます。

ファクトム(Factom)の購入方法

ファクトムを購入する場合、国内ならコインチェック、国外ならbittrexやpoloniexといった取引所を利用できます。

コインチェックは2018年3月現在まだ完全に運営が再開されてはいないようなので、今すぐにほしいという場合は海外の取引所しか選択肢がないようですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日本でも公文書の改ざん問題が話題となっていますが、「指示した」「指示していない」などという不毛な議論が繰り返されるだけでなく、首相の地位を脅かすまでの事態となってしまいました。

ファクトムのようなプラットフォームを利用すれば、管理コスト、透明性、公平性、改ざん不可能性など、様々な面で効率化が期待できるのではないでしょうか。

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40歳♂、某大企業グループでごく普通のサラリーマンをやっています。 主に仮想通貨とアフィリエイト系に特化して取り組んでいます。海外(特に東南アジア)が好きなので、いずれは海外移住したいと思います。副業収入が月収30万円を突破しました。もう少し不労所得で固定収入を固めたいですね。